地盤調査を行うと地盤調査結果報告書が送られてくる。
この報告書は文字通り調査の結果を数値化した調査書。
この報告書にはどのような項目があるのだろうか?
地盤調査の報告書の項目を見てみよう
地盤調査を検査機関に依頼すると検査を終えた後に地盤調査の報告書が送られてくる。
調査報告書に記載されているのはもちろん検査の結果。
調査項目には「土質」や「推定水位」・「荷重」・「半回転数」・「1Mあたりの半回転数」・「換算N値」などの項目がありそれぞれ調査結果の詳細が数値化で記載されている。
わかりやすい資料としてJIOのスウェーデン式サウンディング試験の結果表の例が掲載されていたので、これから地盤調査試験を行おうと思っている方は試験結果表の例をチェックしておくと良いだろう。
地盤調査の報告書で最もチェックしておくべき項目はやはり自沈層の存在である。
自沈層とは、スウェーデン式サウンディング試験の場合、100kgの錘でロッドが自然と沈んでいく軟弱な地盤のこと。
※Point!100kgの錘でロッドが自然と沈んでいく軟弱な地盤が自沈層
地盤調査では手動による調査の場合は5キロ、15キロ、25キロまでは10kg単位で測定。
その後100kgまでは、50kg、75kgと25kg単位で錘を増やしながら自沈層の存在と地質を確認していくのが基本。
先ほどの調査結果表の例で言えば、ページ半分より右側の荷重wsw25/50/75と記載されている項目の下が重要なチェックポイントとなる。
自沈層が多い場合は地盤が弱い、いわゆる軟弱な地盤であるという評価の証ともなり何らかの地番改良処置を施す必要がある事を意味している。