築40年のRC鉄筋コンクリート構造の建築物が建っている不動産物件の購入を検討しているケース。
RC造は40年近く経過してから頑丈になるとも言われるが、見る限り建物の劣化は進みこのまま使用するのは危険に思える。
解体して新たに新築する事も考えられるがRC造の解体費用は高額になるとも耳にする。
RC構造の建築物を解体する場合の解体費用はいったいどの程度かかるのだろうか?
答え:坪単価5万円~8万円が相場
RC造建築物の解体費用は木造などと比較すると確かに解体費用は高額になる。
また戸建てに限らず小規模ビルや商業用不動産物件の場合でもRC造のものが多く階数が高くなると同じRCであっても解体費用は高くなる傾向にある。
解体工事は必ず複数の見積もりを取ることが基本だが、全く同じ資料を送っても解体業者によって提示してくる解体費用はあまりにも違う。
一応相場としては、「坪単価で5万円~8万円のライン」を目安としておくと良いだろう。
同一物件であるにも関わらず解体業者によって見積もりの費用が異なるのは紛れもない事実。
これはRC造の解体費用に限る話ではないがやはりこの差は気になるところ。
では何故ここまで解体にかかる坪単価が異なるのか?
これは、単純に業者の利益構造がそのまま現れているケースもあるが、付加サービスや、整地まで行うなどの付加条件も関与している。
またあまりにも単価が安い場合は、廃材の処理にかかる費用が高額に計算されていたり、他の部分で利益調整しているケースもあるのでしっかりとした知識を持って解体の依頼をする事が重要である。
ベストの見積もりは解体費用がしっかりと坪単価で表示されており、コミコミではなく滅失登記費用や整地など細かい予測を立てた見積もりを事前に提供してくれる業者の見積書。
しっかりしている分、やや高額になっているかもしれないが、事前に説明をしっかり受けることが出来る為、見積もり段階でしっかり相談できる業者を一社は見つけておきたい。